なかやま牧場は
牛と人間の倖せを考える牧場です

なかやま牧場の牛たち

 創業は1960年。わずか3頭の牛の飼育からはじめた【なかやま牧場】は、現在広島県、岡山県に3つの直営牧場に9,000頭近くの牛を飼育しています。牧場としては大きな規模になりますが、創業から一貫して変わらないのは、牛の飼育において「わが子を育てるがごとく、牛の世話をする」ということ。現在欧米の畜産では重要視されている「アニマルウェルフェア」(動物たちは生まれてから死ぬまで、その動物本来の行動をとることができ、幸福(=well being)でなければならない)という考え方を、【なかやま牧場】はずっと昔から、自然と実践してきました。ストレスなく健やかに育てた牛は、安心安全なおいしい肉になります。牛も地球も大切にし、子どもからお年寄りまで、みんなが笑顔になる牛肉を食卓に届けたい。「太陽と緑と倖せと」というキャッチコピーのもと、生産から販売まで一貫し、手が届くおいしい牛肉を販売しております。

~倖せな牛から、倖せな食卓まで~

生産から販売までを一貫経営をしています

人も牛も幸せになる生産現場

のびのびと広い牛舎

のびのびと広いスペースで“牛飼い”が牛の健康を第一に世話をしています

【なかやま牧場】では、牛を育てるスタッフのことを「牛飼い」と呼びます。牛が気持ち良く育つ環境を第一に考え、太陽が良くあたる山の南斜面につくられた木製の牛舎で毎日「牛飼い」たちが牛たちの世話をしています。一頭当たり十分なスペースを取り、牛に負担のかかる除角などはしません。霜降りをつくる肥育するためのビタミンコントロールや抗生物質などを与えることも一切しません。10カ月末までの育成期間は丈夫な胃をつくるため、チモシーなど良質な嗜好性の良い粗飼料を、肥育期間は亜麻仁油を含む独自の飼料を与え、出荷までゆっくりと時間をかけて、牛を大切に育てます。

農場管理ツール「ファームノート」

ITの力で、働く従業員の負荷も減らすと同時に安定した供給を

「牛飼い」たちが9000頭もの牛を丁寧に一頭ずつ管理できる秘密は、IT技術の導入にあり。農場管理ツール「ファームノート」を使いデータ化するITチームが「牛飼い」をサポートします。「牛飼い」たちが現場で牛一頭一頭の体調の変化、食べている餌の量を把握し台帳に記録。それをITチームが入力し、一目で異常がわかるようにすることで、個体差なく、おいしい肉にするための餌の量の調整や、環境のチェックなどができるのです。人の目とIT技術による効率化の両軸で、無駄なくきめ細やかに管理しています。

販売先のニーズにこたえる加工工場

加工工場

鮮度・衛生管理を徹底した加工場を併設しています

各作業工程に大きな枝肉を横断的に移動させるレールフックを日本の民間企業で初めて採用。運搬時の事故のリスクを減らし、人が極力触れずに済むことで商品の温度が上がるのを防ぎ、衛生面の予防対策を実施。約8度に保たれた空間で、屠場から届いた肉をカットし、パッキングするまで平均1時間。素早く行うことで品質を保ちます。また、「大切に育てた牛の命をいただく」という思いを忘れずに、加工場の清掃は業者に依頼をするのではなく、すべて社員自らが掃除をすることで環境保全を徹底しています。

オーダーカット

クライアントのニーズごとにオーダーカットをしています

きっかけは、商品を納めていたスーパーの担当者から、「人手不足で、仕入れた肉をさばくのが大変」と聞いたこと。自社工場でクライアント様のご要望ごとに肉を掃除し、カットをして納めたところ、大変喜ばれました。以来オーダーカット後の発送をしております。それが可能なのも、自社の加工場社員が捌きやカットの技術を一人ひとりにきちんと継承しているからこそ。今では、個人店から、卸業者様、小売り店まで、それぞれのお客様のご要望にあわせてカットをし、きめ細やかに対応しています。

地域の皆の“幸せな食卓へ”から始まった販売

なかやま牧場のお肉

手の届く価格で食卓に届けたい。その思いから直販店をつくりました

牛を安定した数量育てるところから、販売までを一貫するという企業は日本ではあまり例がありません。一貫することで時期や年ごとの生産量のばらつきで値段の変動に左右されることが少なくなり、加工場を自社に持つことで余計なコストがかからず、良質で手が届く価格を実現。家庭の食卓にのぼったときに、子どもさんからお年寄りまでに自信をもって食べていただける商品づくりを徹底しています。今は、牛肉だけでなく、地元生産者の想いのこもった農産物などを販売する地域密着のスーパー『ハート』を10店舗営業しています。

地球に負担をかけない環境配慮

げっぷを減らす飼料

世界のCO2増加問題は牛のげっぷ!? げっぷを減らす飼料を開発

2005年、京都議定書がきっかけで地球環境を企業としてどう向き合うか考えたことで生まれたのが亜麻仁由来の新しい飼料です。西日本有数の多頭飼育畜産農家として地球環境に配慮することを考えたときに、温暖化の原因の一つとされている牛のげっぷによるメタンガスを減らす飼料開発に取り組むことをはじめました。そこで、牛肉の取引先でもある株式会社ニチレイフレッシュ様と共同開発をしたのが「亜麻仁の恵み®」。この飼料を与えることで、従来の牛の消化器官内発酵メタンガスの量を減らすことができました。

*「亜麻仁の恵み®」は株式会社ニチレイフレッシュの登録商標です。

亜麻仁油脂肪酸カルシウム給餌によるメタン発生量の推移のグラフ
出展:農研機構WEB 『アマニ油脂肪酸カルシウムによる肥育牛からのメタン発生抑制』より

肉質を追求して生まれた『なかやま牛』だけの味

口どけのよい脂

脂の融点が低く、さっぱりとした食味です

もともと、地球環境に配慮した亜麻仁由来の成分を与えていたのですが、これが肉の脂の融点を下げ、さっぱりと口どけのよい脂になることがわかり、2018年から全頭亜麻仁由来の飼料を与えています。α―リノレン酸の含有量も多くなり栄養価も高くなりました。よりすっきりとした柔らかい肉質を目指しつくっています。

なかやま牛の食味バランスグラフ

肥育期間の特性飼料で旨みの濃い肉質を実現

創業時から目指していたのは、30%から35%の脂肪分の食べやすい、ほどよい脂の旨みと、肉本来の旨みのバランスのよい肉。肥育期間の独自開発した飼料には、一般的には2~5割としているトウモロコシの配合を6割以上にすることで、旨みの濃い肉質にしています。

~クライアント様からのVoice Mail~

個店から企業、卸し業者まで様々な業種の方にご好評いただいております。

中目黒【ロデオ】シェフ
渡辺大祐さん

「炭トキドキ薪」をコンセプトに2017年11月20日オープン以来、予約困難店となった【ロデオ】シェフ。食材は各地まで足を運び気に入ったものを使用。牛肉は常時3~4種類ほど用意し、個性に合わせて調理する。

【なかやま牧場】の牛肉は、黒毛和牛の「神石牛」の雌を指定し、調理に適した部位を送ってもらっています。送られてきた肉がまったくドリップが出ていないことに驚きました。カメノコなどの赤身は驚くほど柔らかく、ジューシー。ミスジのサシの入り方もきれいです。脂がすっきりとしていて、肉そのものの旨みが濃い。鮮度のいいものを送ってもらい、状態を見極めて、自分の店で寝かして目指す味わいに持っていけるのも使いやすいです。

ミスジの炭火焼き
ミスジの炭火焼き。40分ほどじっくりと休ませながら焼いていく。カットしてもほとんどドリップがない。

スープストックトーキョー事業部
商品部商品開発グループ
松尾琴美さん

2013年入社。スープストックトーキョーの商品開発グループで様々な商品を企画提案。
「【なかやま牧場】さんの牛すじに巡り合ったことで、新業態のカレー居酒屋YELLOWでの「牛すじカレー」も商品化できました。」

ビーフシチューを商品化するために、国産の牛すじを探していたのですが質と値段のバランスに納得のいくものが見つからなかったところ、ご縁で【なかやま牧場】さんを知りました。実際に牧場まで足を運び、トレーサビリティが確立されている安心安全な肉であることに感銘を受けました。商品化前に海外産の牛すじと【なかやま牧場】の交雑種の牛すじを煮込んで試食をしたのですが全然味が違う。こちらの牛すじは脂の甘みと旨みがしっかりあり、臭みがない。『国産牛すじのビーフシチュー』は脂の甘みを楽しんでほしい商品なので、肉のおいしさが肝。すぐに採用となりました。また、牛すじのカットは大変なのですが、指定通りにカットしてくれるので助かっています。

国産牛すじのビーフシチュー
お中元お歳暮用の“家食べシリーズ”のプレミアムラインとして2018年年末より商品化された『国産牛すじのビーフシチュー』1000円(税別)

日山畜産代表取締役社長
村上聖さん

1912年創業。精肉店、卸業、飲食業を営む。2016年日山畜産の社長に就任。【よろにく】をはじめ、名だたる名店に卸す、高級和牛に特化した卸業を営む。「本物の日本の和牛のおいしさを海外の人にも知ってほしい。『なかやま牛』も世界でデビューさせたいですね」

うちは、卸業者なので基本的にセリで牛肉を仕入れています。牧場から直で買っているのは【なかやま牧場】さんだけですね。きっかけは知り合いに紹介してもらい、牧場に実際に足を運んだこと。まずその規模の大きさに圧倒されました。さらに大規模なのに管理がきちんとされていることに驚きました。サシをいれる、体を大きくすることをゴールとする畜産の傾向の中で毎日食べられる牛肉、健康なおいしい牛肉をつくるという企業姿勢に共感しました。実際、肉も脂があっさりとしていて質がいい。現在は、屠畜した後に画像を送ってもらって状態を見て一頭買いをしています。仕入れた肉は自社の精肉店でお客様に販売しています。

屠畜した後の肉の画像
A5にこだわることなく、肉質の良さで購入を決める。一頭ずつ画像を送ってコミュニケーションしながら購入する牛を決めていく。

グルメメディア“おいしいニッポン物語byヒトサラ”の取材を受けました。

【なかやま牧場】

電話番号:084-970-2911
住所:広島県福山市駅家町法成寺1575-16

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